コラム不動産フランチャイズ不動産フランチャイズにおける「エリア制」とは?
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公開日 2025.05.13 更新日 2025.05.30

不動産フランチャイズにおける「エリア制」とは?

これは、各エリアにフランチャイズ本部が支部を置き、エリアごとに管理するというものです。
この仕組みは、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
エリア制について、解説します。

エリア制とは

不動産のフランチャイズは、不動産会社を全国展開することになります。
その管理をするのは本部となりますが、加盟店が増えてくるとその管理を本部がすべて行うことは難しくなるでしょう。

そこで、エリア制という仕組みがあります。
これは、支部を各エリアに配置して、そのエリアを管理するというものです。
こうすることで、本部が全ての対応をする必要がなくなり、効率的に全体の管理・運営を行うことができます。

不動産フランチャイズにおけるエリア制には大きく分けて2種類あります。
その2つとは、「サブ・フランチャイズ」と「エリア・ディベロップメント」です。
サブ・フランチャイズの場合、各エリアに本部を設置し、エリア本部にフランチャイズ権を譲渡します。
そのため、募集や出店の権利を与えられたエリア本部が、加盟店の募集や契約、管理を行います。
一方、エリア・ディベロップメントの場合もエリア本部を設置します。
ただしこの場合、定められたエリア内で直営店を展開する権利を与えられますが、加盟店募集や契約をする権利は与えられないのが特徴です。

エリア制のメリット

このようにエリア制には大きく分けて2種類あります。
エリア制は、本部にとって管理・運営しやすいといったメリットがありますが、実は、加盟店側にもメリットがあります。
それは、迅速な対応が可能ということです。
対応が可能なのが本部だけでは、加盟店の契約など諸手続きに時間がかかる可能性が高くなります。
また、加盟してからはノウハウの教授や経営指南などを受けることになりますが、それにも時間がかかってしまうかもしれません。
エリア制であれば、加盟店側もスムーズに事業を進められるのです。

また、不動産フランチャイズの多くがエリア制を敷く理由として、加盟店同士が近すぎる距離で競合するカニバリゼーションを防ぐことが挙げられます。
例えば、コンビニエンスストアの場合、100mも離れていないのに同一のコンビニエンスストアが出店しているケースが見られますが、この場合、商圏が重複するために顧客の奪い合いが起こり、共倒れのリスクが高くなってしまうのです。
そうならないよう、多くの不動産フランチャイズでは、エリア制を導入することで出店制限をかけています。

エリア制のデメリット

エリア本部を設置し、エリア本部が本部の代わりにエリアごとの加盟店を管理すれば、本部の負担は軽くなり、効率的な全体運営が可能になります。
しかし、サブ・フランチャイズの場合には、本部の方針やノウハウが思うように伝わらないというデメリットがあります。
エリア支部の裁量が大きいために、本部の方針と乖離してしまうことがあるのです。
また、エリア・ディベロップメントの場合には、エリア本部の資金負担が大きいというデメリットがあります。
さらに、どちらの場合も、加盟店ごとの独自色が出しづらい点がデメリットです。
本部の方針に沿って運営をすることになるため、フランチャイズに加盟しながらも自社に合ったやり方で運営をする、ということができません。
柔軟な運営ができず、業績が伸び悩む可能性があります。

エリア制の導入により出店制限をかけている場合でも、そのエリアが狭いと商圏の重複による共倒れの可能性は高くなってしまいます。

エリア制ならではのデメリットのない不動産フランチャイズはあるのか?

このように、エリア制には様々なデメリットがあります。
エリア制ならではのデメリットがない、あるいは少ない不動産フランチャイズはないのでしょうか?

例えばイエステーションの場合、本部はありますが、加盟店が主体となっている点が、他の不動産フランチャイズとの大きな違いです。
そのため、本部がマニュアルやノウハウを強要することはありません。
加盟店がそれぞれの知恵を結集し、ノウハウを構築していくのがイエステーションのシステムです。
そのため、「1社は全社のために、全社は1社のために」というのがモットーとなっています。

イエステーションでは、全国に6つある支部会が定期的に開催され、経営者または売買部門のリーダーが集まって、勉強会を開催します。
地域No.1になった加盟店がノウハウを教え、支部のメンバーはこれを共有するのです。
どうすれば売り上げを上げることができるか、自分たちでディスカッションする場も設けられていているので、経営者の悩みなども払しょくできます。
また、成功事例だけでなく、失敗事例の共有も行うため、より実践的な内容を学ぶことができ、経営に活かせるのが特徴です。
画一的なマニュアルやノウハウを強要せず、加盟店同士で各加盟店に合ったやり方を見つけていくことから、経営スタイルに独自色が出しやすく、業績の拡大にもつながります。

また、イエステーションの場合は出店制限があり、エリアの人口動態等を考慮したうえで出店可能かどうかを判断します。
基本的には市区町村単位で区分けしていますが、エリアの規模によっては複数のエリアにまたがることもあります。
イエステーションでは全ての加盟店の成功を重視しているので、画一的に出店エリアを決めるのではなく、柔軟に対応しているのです。

まとめ

不動産フランチャイズにおけるエリア制には、メリットもありますがデメリットもあります。
特に、自社の独自性が失われる可能性があるというのは大きなデメリットでしょう。
しかし、経営に自信がなければ、加盟店となってノウハウなどを学びたいと思うかもしれません。
その場合におすすめなのが、イエステーションです。
加盟店を検討しているという方は、ぜひ一度検討してみてください。

不動産フランチャイズならイエステーション

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