
不動産仲介は、1件の取引で大きな収益が見込めるため、新たな収入の柱として魅力的なビジネスです。
しかし、専門的な知識や法的な責任が伴うため、未経験から1人で始めるにはハードルが高いと感じる方も多いでしょう。
本記事では、副業として不動産仲介をスタートさせる具体的な方法や、成果を出すために不可欠なスキルを解説します。
ぜひご自身のキャリアプランに合った最適な働き方を見つけてください。
不動産仲介を副業で始める3つの方法
不動産仲介を副業として始めるには、自身の経験や資金力に合わせて適切な契約形態を選ぶことが成功への第一歩です。
働き方によってリスクの大きさや得られる報酬の割合が異なるため、それぞれの特徴を正しく理解しておく必要があります。
ここでは、おもな方法を3つ紹介します。
- 不動産会社と業務委託契約を結ぶ
- 不動産エージェント会社に登録する
- 宅建業免許を取得して独立開業する
最適なスタート方法を見極め、無理のない範囲で活動を開始しましょう。
不動産会社と業務委託契約を結ぶ
既存の不動産会社と業務委託契約を締結し、フルコミッション形式で働く方法は、初期費用を抑えたい方に最適です。
会社の看板や免許を利用できるため、多額の開業資金をかけずに実務経験を積めます。
報酬は完全歩合制が多く、成果を出せば高収入が得られる一方、契約が取れなければ収入はゼロになります。
会社によっては出社義務やノルマが課される場合もあるため、事前に契約内容を十分に確認しなければいけません。
本業とのバランスを保ちながら、低リスクで挑戦できるのがこの形態の魅力といえます。
不動産エージェント会社に登録する
エージェント制度を採用している会社に登録すれば、組織のブランド力を活用しながら個人事業主として活動できます。
この仕組みでは、集客や契約業務のサポートを受けられるケースが多く、未経験者でも安心して業務に取り組める環境が整っています。
時間の使い方も柔軟で、オフィスに出社せずリモートで完結できる場合が多いため、副業との親和性が高いです。
ただし、システム利用料などの固定費がかかることがあるため、収支のバランスを考慮しながら計画的に活動することが求められます。
宅建業免許を取得して独立開業する
もっとも自由度が高く、仲介手数料をすべて自分の収益にできるのが、自ら宅建業免許を取得して独立開業する方法です。
経営方針や扱う物件の選定をすべて自分で決定するため、理想のビジネスモデルを追求できる点が最大の魅力です。
しかし、事務所の設置や供託金の納付など数百万円規模の初期投資が必要となり、法的な責任もすべて1人で負うことになります。
豊富な資金と実務経験があり、長期的に事業を継続する強い覚悟がある場合にのみ検討すべき、難易度の高い選択肢といえるでしょう。
副業の不動産仲介に必要な資格とスキル
競争の激しい不動産業界で副業者が成果を出し続けるためには、顧客からの信頼を得るための資格と実践的なスキルが欠かせません。
単に物件を紹介するだけでなく、安心して取引を任せてもらえる専門性を示す必要があります。
成果を出すために最低限備えておくべき要素は、以下の3つです。
- 宅地建物取引士は取得しておくと有利
- FPや賃貸不動産経営管理士も有効
- 営業力と信頼構築力が成果を左右する
それぞれ見ていきましょう。
宅地建物取引士は取得しておくと有利
不動産取引において重要事項説明を行える唯一の国家資格であり、取得しているだけで顧客からの信頼度が格段に向上します。
法律知識があることの証明になるため、契約時のトラブルを未然に防ぐ能力があるとみなされやすくなるためです。
宅建士資格がなくても、業務委託契約を結んだ不動産会社の免許の下であれば仲介業務に携わること自体は可能です。
ただし、重要事項説明は宅建士にしか行えないため、他者に依頼するコストや手間が発生します。
報酬を最大化し、顧客からの信頼を得るためにも、自身での資格取得が望ましいでしょう。
とくに売買仲介では必須級の扱いを受けることが多いため、本格的に稼ぎたいなら優先して取得すべき資格といえます。
FPや賃貸不動産経営管理士も有効
住宅購入は資金計画と密接に関わっているため、ファイナンシャルプランナーの知識があれば、ローン返済やライフプランを含めた総合的な提案が可能です。
投資用物件を扱う場合は、賃貸経営の知識を証明する賃貸不動産経営管理士が役立ちます。
これらの周辺資格を組み合わせることで、単なる物件紹介屋ではなく、資産形成のパートナーとしての地位を確立できます。
競合他社との差別化を図り、顧客満足度を高めることで、紹介案件の獲得にもつながるでしょう。
営業力と信頼構築力が成果を左右する
副業エージェントにとってもっとも重要なのは、顧客に「この人から買いたい」と思わせる人間力と営業スキルです。
大手ポータルサイトで集客力に勝る企業と競合する場合、迅速なレスポンスやきめ細やかなフォローで信頼を積み重ねる必要があります。
とくに紹介案件を獲得するためには、過去の顧客や知人に対し、誠実な対応を徹底することが求められます。
泥臭い信頼関係の構築こそが、広告費をかけずに安定した収益を生み出すための最大の武器となり、長くビジネスを続ける基盤となるでしょう。
副業で不動産仲介を行うメリット
多くのビジネスパーソンが不動産仲介に注目するのは、ほかの副業にはない圧倒的な収益性と働き方の柔軟性があるからです。
本業の経験や人脈を生かしつつ、事業家としての視点を養える点も大きな魅力といえます。
具体的に得られるメリットは、おもに以下の4つです。
- 1件の成約で高額報酬を得られる
- 時間や場所に縛られず働ける
- 将来の独立開業に向けた経験を積める
- 人脈が広がりビジネスチャンスが増える
なお、専任の宅建士として勤務中の方は原則として副業が制限されていましたが、東京都では令和6年11月1日から規制が緩和。
通常勤務時間外(夜間・休日)の副業が原則認められるようになりました。
他の都道府県でも同様の動きが広がる可能性があるため、最新の情報を確認することをおすすめします。
参考資料:東京都住宅政策本部「「専任の宅地建物取引士」の副業について」
1件の成約で高額報酬を得られる
不動産仲介の最大の特徴は、取引単価が高いため、たった1回の成約で得られる手数料が数十万円から数百万円に及ぶことです。
たとえば、3,000万円の物件を扱えば、法定上限の手数料は約100万円となり、歩合率が50%でも50万円が手元に残ります。
アルバイトやクラウドソーシングなどの副業と比較して、投じた時間に対するリターンが桁違いに大きく、年収を一気に押し上げる可能性を秘めています。
少ない取引回数で大きな成果を出せるため、効率を重視する副業者に適しているといえるでしょう。
時間や場所に縛られず働ける
近年は物件情報の検索や顧客とのやり取りがオンラインで完結するツールが充実しており、事務所に常駐する必要性が薄れています。
平日の夜や週末など、本業の隙間時間を活用して活動に取り組める点もメリットです。
スマホ一台あればどこでも連絡が取れる環境は、多忙な現代人にとって大きな利点であり、場所を選ばない新しい働き方を実現できます。
自分のペースで仕事量を調整できるため、本業への支障を最小限に抑えられるでしょう。
将来の独立開業に向けた経験を積める
会社員のうちに副業として実務を経験することで、集客から契約までの流れや業界の商慣習を、リスクを抑えながら学べます。
いきなり独立して固定費を抱えるリスクを回避し、自分の適性を見極めるためのテストマーケティングとしても機能します。
ここで得た失敗や成功のデータは、将来的に完全独立を目指す際の貴重な財産となり、事業計画の精度を高めることにもつながるはずです。
安全な環境で経営者としての感覚を養える点は、将来のキャリアにとって大きなプラスとなるでしょう。
人脈が広がりビジネスチャンスが増える
不動産取引を通じて出会う顧客には、経営者や資産家、士業などの社会的地位が高い層が含まれることが多々あります。
誠実な仕事をすることで彼らからの信頼を得られれば、不動産以外のビジネス相談や新たな紹介案件につながることも。
普段の会社員生活では接点を持てないような人々と深い関係を築けることは、金銭的な報酬以上の価値を自身のキャリアにもたらします。
良質な人脈は、将来どのようなビジネスを行うにしても強力な資産となり、人生の選択肢を広げてくれるはずです。
副業で不動産仲介を行うデメリット
高収益が期待できる一方で、不動産仲介には特有の難しさや不安定要素も存在します。
これらを事前に理解し、対策を講じておかなければ、期待した成果を得られないばかりか、精神的な負担を抱えることになりかねません。
多くの人が、活動中に直面しやすい課題は3つあります。
- 収入が安定しない月がある
- 集客から契約まで自力で動く必要がある
- 平日対応が求められる場面もある
メリットの裏返しであるこれらの課題に対し、あらかじめ準備をしておくことが肝心です。
収入が安定しない月がある
完全成果報酬型のビジネスであるため、何ヶ月活動しても成約に至らなければ収入はゼロという厳しい現実があります。
景気の変動や季節要因、顧客の都合によるキャンセルなど、自分の努力だけではコントロールできない要素も絡みます。
そのため、生活費をこの副業に依存するのではなく、あくまで余裕資金を作るための手段として捉える精神的な余裕を持つことが大切です。
不調な時期でも焦らず、種まきを続けられる忍耐力が試されます。
集客から契約まで自力で動く必要がある
会社員であれば会社が用意した案件をこなすことが一般的ですが、副業エージェントは自分で見込み客を見つけ出すところから始まります。
広告費をかけられない個人は、知人の紹介やSNSでの発信など、地道な営業活動を継続しなければなりません。
契約書類の作成やローンの斡旋など、専門的な実務も自己責任で行う必要があり、幅広い知識と行動力が求められる厳しい世界です。
すべてを自分で管理する自己規律がなければ、継続的に成果を出し続けることは難しいでしょう。
平日対応が求められる場面もある
顧客の内見希望は週末に集中することが多いですが、役所調査や銀行とのやり取り、管理会社への確認などは平日の日中にしかできない業務があります。
本業の勤務時間中に電話対応を迫られたり、急なトラブルで対応が必要になったりすることもあります。
有給休暇をうまく使うか、平日動けるパートナーと連携するなど、本業に支障をきたさないための工夫と調整能力が不可欠です。
時間のやり繰りがうまくいかないと、顧客に迷惑をかけ、信頼を失うリスクがあるため注意しなければいけません。
副業から本格参入するならフランチャイズ加盟がおすすめ
副業で一定の成果を出し、さらに事業を拡大させたいと考えた時、個人の力だけでは限界を感じることがあります。
その際、強力な選択肢となるのがフランチャイズへの加盟で、組織の力を借りることで、成長を加速させることが可能です。
加盟によって得られるおもなメリットは以下の3つです。
- ブランド力と信頼性で集客しやすくなる
- 研修やサポート体制が整っている
- 独自のITシステムで煩雑な事務作業を効率化できる
加盟金などのコストは発生しますが、それを上回るメリットがあります。
ブランド力と信頼性で集客しやすくなる
無名の個人不動産屋に対し、顧客は少なからず不安を抱くものですが、フランチャイズ看板があれば、初対面でも一定の信用を得られます。
ブランドのロゴが入った名刺やWebサイトを使用できることは、とくに新規顧客の開拓において強力な武器となるでしょう。
集客にかかる労力をブランド力で補うことで、成約率を高め、より本質的な提案業務に集中できる環境が整います。
信頼の壁を容易に超えられることは、ビジネスの速度を劇的に向上させる要因となります。
研修やサポート体制が整っている
フランチャイズ本部では、加盟店向けに充実した研修プログラムや詳細な業務マニュアルを用意しています。
最新の法改正への対応や効果的な集客手法、契約実務のノウハウなど、常にアップデートされた情報を効率よく学べます。
トラブル発生時には本部のスーパーバイザーに相談できる体制があるため、孤立することなく安心して経営に取り組めるでしょう。
独学では習得に時間がかかる専門知識を体系的に学べる環境は、事業の安定化を早める要因となります。
独自のITシステムで煩雑な事務作業を効率化できる
個人や小規模での開業において最大のボトルネックとなるのが、物件入力や顧客管理などの膨大な事務作業です。
フランチャイズ加盟の大きな利点は、本部が開発した独自のITシステムを利用できることです。
物件情報と顧客情報を一元管理し、ポータルサイトへの一括掲載や反響への自動追客などが可能になるため、入力の手間を大幅に削減できます。
これにより、限られた時間の中でも営業活動に専念できる環境が整います。
副業や少人数で高収益を目指すなら、こうしたツールの活用は必須条件といえるでしょう。
まとめ:不動産仲介の副業は正しい方法で始めれば可能性が広がる
不動産仲介の副業は、スキルを高めながら高収入を目指せる魅力的な働き方です。
もし将来的に本格的な事業拡大や安定経営を目指すなら、確かなノウハウを持つパートナーが欠かせません。
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